”めまい・メニエール”　などに関する様々な症状

○　三半規管と耳石器
耳の内耳には、蝸牛(かぎゅう)という音を感
知する働きを持つ部分と、前庭という部分が
あります。前庭は三半規管と耳石器からなり
たっており、体がどの方向へどのようなスピ
ードで動いているかなどの情報をキャッチし
ます。三半規管は、中にはリンパ液で満たさ
れていて、リンパ液の流れから体の位置情報
を把握します。

○　平衡バランスの仕組み
内耳の前庭(三半規管、耳石器)でキャッチし
た情報は前庭神経を通って小脳や大脳へと
伝えられます。

小脳では、
1)内耳の前庭(三半規管、耳石器)でキャッチ
　　した位置情報
2)視覚からの情報
3)筋肉や関節で感じる感覚
を統合整理し、もっとも適切な運動や姿勢を
とるよう指示し制御します。この仕組みによっ
て平衡バランスが保たれています。

●　めまいの症状

「めまい」の大半は、原因不明？

疲れがたまっていたり睡眠不足のときなど、
めまいを感じたことありませんか？また頭痛
や肩こり、不眠・倦怠感などの不定愁訴を同
時に感じる場合もあります。大抵は休養や睡
眠をとって体調が回復すると症状が治まって
いきますが、体を休めても症状が消えなかっ
たり何回も繰り返す慢性的なめまいを訴える
方も多いです。

異常はないか検査をしてみても、身体的な
異常がみつからないことが半数以上だとのこ
と。原因がはっきりしない場合には
「めまい症」　「メニエール症候群」などの病
名がつけられ、その原因には耳や脳、全身の
病気の他に、ストレスや不規則な生活習慣な
ども関係しています。

●　症状の訴え方

1)　回転性のめまい
自分や周囲のものがぐるぐる回る、まっすぐ
歩けない、立っていられない、吐き気。(メニ
エール病、突発性難聴、前庭神経炎、良性
発作性頭位めまい症、内耳炎、脳の血管障
害など)

2)　非回転性のめまい
周囲や自分の体がふわふわゆれる感じ、症
状が長く続くことが多い(内耳炎、突発性難
聴、メニエール病、聴神経腫瘍、脳血管障
害、高血圧・低血圧、ストレスなど)

3)　平衡失調
歩行中にふらつく感じ、右や左に揺れる、
バランスがとれずつまづく・転倒しやすくなる
(メニエール病、良性発作性頭位めまい症、
中耳炎、中耳真珠腫、外リンパ瘻、聴神経
腫瘍、薬の副作用など)

4)　立ちくらみ
立ち上がったときに目の前が真っ暗に(高血
圧・低血圧などの疾患、ストレス、蓄積疲労
など)


●　原因の部位

１）　内耳性めまい　(三半規管や耳石器
　　　などの内耳に問題がある)
２）　前庭神経性めまい　(情報を伝達する
　　　神経に問題がある)
３）　中枢性めまい　(情報を統合する脳に
　　　問題がある)
４）　循環器や内分泌代謝系など
　　　全身の病気が影響して起こるめまい
５）　心身のストレスなどが関係して
　　　起こるめまい


　代表的な病気には
メニエール病　
（耳鳴りや難聴を伴い、発作を繰り返す）
突発性難聴　
（急に聞こえが極端に悪くなる）
前庭神経炎　
（激しいめまいが起こり、ふらつきが続いて
いる）
中耳炎によるめまい　
（昔から中耳炎があり、耳だれが時々でる）
椎骨脳底動脈循環不全　
（高血圧症や動脈硬化症がある）
小脳や脳幹の出血　
（歩いてフラフラする時など）
があります。

めまいは、脳の異常が原因で起こることも
あります。脳に異常があるめまいの特徴は
・　立っていられない
・　時に目の前が暗くなる
・　失神を伴う
・　嘔吐を伴う
このような時は、ご自身で判断せず、
一度病院を受診して、病気が原因でないか、
耳に関係する器官に異常はないか・検査
することをお勧めします。

●　メニエール病の原因は
「内リンパ水腫（内耳のリンパが増え、水ぶく
れの状態）」です。その根底にはストレス・睡
眠不足・疲労・気圧の変化・などがあると考え
られています。

内耳には
①　聞こえの細胞が詰まっている蝸牛と、
②　平衡機能を司る三半規管と耳石器があり
　　　ます。
この両方もしくはどちらか一方が強く水ぶくれ
になるかにより症状が異なります。

①　蝸牛が強く水ぶくれになれば、めまいは
感じず難聴だけを自覚します。水ぶくれが弱
ければ難聴を自覚せず、「耳が詰まった感じ」
や「耳鳴り」、「音が響く感じ」のみ出現する
場合もあります。

三半規管・耳石器が水ぶくれになれば、難聴
や「耳が詰まった感じ」などは感じず、めまい
のみを自覚します。めまいの強さも「グルグル
回転する激しい」ものから、「フワフワ雲の上
を歩いている感じ」のものまで様々です。


めまいを訴える方は、他にも体の異常を訴え
ることが多いようです。頭痛がある。首が張る
。肩が凝る。寝つきが悪く、夜目が覚めること
が多い。目がかすむ、見えずらい、疲れやす
い。疲れやすい。やる気が起きない。集中力
がない。不安感がある。イライラして焦燥感が
ある。喉に違和感がある。などなど。

　・　大丈夫です！　ご安心下さい！

★　体験談
めまい、動悸、血圧が不安定　
50代　女性
小学校の教諭として35年間勤め、早い目に
退職しました。「さあ、これから好きな事をや
るぞ」とおもっている矢先、退職して


★　体験談
めまい、頭痛　40代　女性
めまいと偏頭痛に悩んでいるときに、友人
から薦められてカイロプラクティックに行か

めまい・メニエール

自律神経の乱れ

自律神経は、知覚・運動神経と違って私たち
の意思とは関係なく独立して働いているので、
内臓や血管を私たちの意思で自由に動かす事
は出来ません。また、意識しなくても呼吸をし
たり、食べたものを消化するため胃を動かした
り、体温を維持するため汗をかいたりするのは
、自律神経があるからです。全ての内臓、全身
の血管や分泌腺を支配していて体内の環境を
整え我々が健康でいられるように働いている
神経です。




めまいと勘違いしやすいのが、立ちくらみ
などの　”脳の虚血状態”　です。脳の虚血
状態とは、脳に流れる血液量が少なくなるこ
とで、めまいとは違います。脳は、血液が運
んでくる糖分や酸素を必要としています。脳
に行く血液の流れる量が少なくなると、脳が
必要とする糖分や酸素が少なくなります。す
ると貧血のようなフラフラする状態になりま
す。立ちくらみがいい例ですね。血流が不足
する原因の一つに、自律神経失調症があり
ます。自律神経がバランスを崩し、交感神経
が働きすぎると、血管が収縮して血流が不足
する場合があるからです。その他にも低血圧
（これも自律神経失調です）や、鉄欠乏症の
貧血なども考えられます。

自律神経の調整

脳機能の認識度を見てみましょう

◇三半規管と耳石器

耳の内耳には、蝸牛(かぎゅう)という音を感
知する働きを持つ部分と、前庭という部分が
あります。前庭は三半規管と耳石器からなり
たっており、前庭は、体がどの方向へどのよ
うなスピードで動いているかなどの情報をキ
ャッチします。三半規管は、中にはリンパ液
で満たされていて、リンパ液の流れから体の
位置情報を把握します。

◇平衡バランスの仕組み

内耳の前庭(三半規管、耳石器)でキャッチし
た情報は前庭神経を通って小脳や大脳へと
伝えられます。

小脳では、
1)内耳の前庭(三半規管、耳石器)でキャッチ
した位置情報
2)視覚からの情報
3)筋肉や関節で感じる感覚を統合整理し、も
っとも適切な運動や姿勢をとるよう指示し制
御します。この仕組みによって平衡バランス
が保たれているのです。

脳は、体の中に異常があると正常な状態に
戻そうとします。今、めまいがして困っていま
す。これって　”異常”　ですよね？
なぜ正常な状態に戻してくれないの？

もしかして脳が体の異常に気が付いて
いないのかも…

脳機能が気づいているのか？

体の異常に脳が気が付いていないのか・
その異常を治しきらないのか？
脳とリンクさせて施術を行います。
気付いてさえくれれば、自己修復力の働きで
元の正常な状態に戻してくれるものです。

心の問題など

心配したり・恐怖を感じたり・怒ったりします
と神経がたかぶり、興奮状態になると筋肉や
血管などが緊張して萎縮します。すると、心も
体もリラックス出来ずに内臓などにも影響し、
耳や様々な部位に異常を起こします。

現代社会は仕事や人間関係のストレス、過労
･睡眠不足・不規則な生活などからくる様々な
ストレスが蔓延しています。過度なストレスが
続くと自律神経に乱れが生じ、めまいや耳鳴
りといった症状がでることもあります。まため
まいや耳鳴りが抑うつ症状である場合もあり、
その場合には「うつ」の治療が必要となります。

メニエール病などは、ストレス・睡眠不足・疲
労が関与していると考えられており、薬によ
る治療だけでは根本的な治療にはなりません。

そして、「いつまためまいが起こるかわから
ない」という不安で外出できない状況に陥る
ようなケースもあります。こういった不安など
も悪循環の元となります。

心の問題の浄化

”心の問題”　と言ってもピンときませんね。
”気の流れ”　とでも言いますか…
体の不調・家族の心配・職場や学校での問題
・人それぞれに　”不安”　や　”悩み”　を抱え
ているものです。東洋医学では、心と体は繋
がっていて心の感情が体に伝達され、まさに
反射するように影響すると考えられています。



気分がスッキリしない…、イライラする…
すぐに落ち込む…　など

気分や気持ちの起伏を安定化すると
ホメオタシス（体の恒常性機能）　がしっかり
と働き健康を維持出来るようになります。

患者様のお悩みの相談をお話しできる範囲
内でお聞かせいただき心理療法で、心のケア
をさせて頂きます。



ストレスを浄化して　”気の流れ”　を良くする
と心の緊張もほぐれて、血流も改善され異常
な症状も緩和されています。

体の歪み

頭蓋骨の歪みでも、めまいや耳鳴りや難聴が
起こる場合があります。側頭骨の中に中耳や
内耳があり、その内耳の中に音を感じる蝸牛
や平衡感覚を感じる三半規管があります。そ
のため、側頭骨が歪むと、内耳の中にある蝸
牛や三半規管の働きが狂ってしまいます。

また顎関節症といわれる、顎関節がゆがんで
いる状態でも、めまいや耳鳴りや難聴が起こ
る場合があります。

また、顎関節の周囲の筋肉や靭帯が縮むこと
により、その力が内耳まで影響してしまい、
めまいや耳鳴りや難聴などになる場合もあり
ます。

多くのめまいや耳鳴りは、ストレスによる自律
神経失調症やうつ病が原因だったり、頭蓋骨
の歪みや顎関節症が原因だったりする時が
多いです。

人間の体は、ひと箇所に歪みなどの異常が
生じるとそこをかばうように様々な部位に影
響を与えるものです。頭蓋骨が歪むと、脳機
能が低下しますし、うつ病などにもなりやすく
なります。

また、視床下部や脳下垂体、延髄を活性化
することにより早期改善が可能になります。

体の歪みの調整

体のバランスとは、見た目ではなく無理なく
自然体で、”立っていられる・座っていられる”
状態です。肩の高さが少々異なっていても
その状態がご本人様にとっては、一番負担の
かからない事もあります。

では、患者様にとって一番良い状態とは
誰が決めるのでしょう？
それは、ご自身が無意識に決めます。

脳の機能を活性化すると正常な状態に戻り
ます。当院では、それがどういう事かを体を
もって実感していただきます。体の歪みを
正常にしますと皆さん楽になられています。